中性脂肪が高いとき身体に及ぼす影響
本記事は、難病当事者による闘病体験および公的情報・添付文書等の個人調査に基づいています。医学的診断・処方・治療の指示を行うものではありません。服薬や治療の変更・判断は、必ずご自身の主治医にご相談ください。
中性脂肪が高いとき身体に及ぼす影響
中性脂肪(トリグリセライド)は、体を動かすための重要な源ですが、数値が高い状態が続くと健康に悪影響を及ぼします。主な影響は以下の通りです。
1. 動脈硬化の進行と血管疾患リスクの増加
中性脂肪が高い状態が続くと、血液中の悪玉(LDL)コレステロールが増加し、善玉(HDL)コレステロールが減少します。これにより、血管の壁にコレステロールなどが溜まりやすくなり、動脈硬化が進行します。
動脈硬化が進むと、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった命に関わる重大な病気のリスクが高まります。
2. 肥満とメタボリックシンドローム
中性脂肪が基準値より高い状態が続くと、余分なエネルギーが皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積され、肥満の原因となります。
特に内臓脂肪が増えると、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満+高血圧・高血糖・脂質異常のいずれか2つ以上)を引き起こしやすくなります。
3. 生活習慣病のリスク増加
中性脂肪が高い状態は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の発症リスクを高めます。
また、血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなり、血糖値が高い状態が続くことで、さらに動脈硬化が進みやすくなります9。
4. 肝臓への影響(脂肪肝)
中性脂肪が高い状態が続くと、肝臓に脂肪が蓄積しやすくなり、脂肪肝のリスクが高まります。脂肪肝は進行すると肝硬変や肝臓がんにつながることもあります。
5. その他の影響
血液がドロドロになりやすく、血栓ができやすくなるため、脳卒中や心筋梗塞のリスクも上昇します。
中性脂肪値が高い場合、「脂質異常症」「糖尿病」「ネフローゼ症候群」「膵炎」「甲状腺機能低下症」などの疾患が隠れていることもあります。
まとめ
中性脂肪が高い状態は、肥満やメタボリックシンドローム、動脈硬化、心臓病、脳卒中、脂肪肝など、さまざまな重大な病気のリスクを高めます。自覚症状がないことも多いため、健康診断などで数値が高いと指摘された場合は、食生活の見直しや適度な運動など、早めの対策が重要です。